小須戸小学校4年生総合学習 町屋模型作りへの協力 2011.7~9月

 小須戸小学校4年生の総合学習の地域調べでは、以前から町屋について学習を行っており、研究会としても、学習に協力させていただいてきております。本年度の総合学習では、町屋の特徴を学ぶために、町屋の模型の作製を行うこととなり、研究会が作成の指導・協力という形で学習のサポートをさせていただきました。

 模型のモデルとしては、内部は現在コミ協で借り上げており、間取りの図面などが揃っている「薩摩屋」を利用することとしました。模型を作成しながら、チャノマの吹き抜けや折れ曲がった「ドマ」、広い「ナカニワ」等の小須戸の町屋の特徴を感じることができたのではないかと思います。また外観に関しては、小須戸の町屋の特徴といえる「鼻隠し」の他、「ガラス雨戸」や「戸袋」、「格子」や「大戸」といった細部意匠を復原したイメージで作成してもらうこととしました。

 部材を正確な長さに切ることに加え、畳や窓枠の桟等の接着等の作業も多かったため、児童達には夏休みにも登校してもらい、暑い中作業を進めてもらいました。参加した児童からは、細かな作業が大変だったとの声も聞かれましたが、その甲斐もあって、町屋の特徴を十分伝えられる出来栄えとなったと思います。

  模型は現在薩摩屋に展示しており、まち歩きの際などの町屋の特徴の解説等の際に活用しております。

 

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